会員寄稿文
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   〜 氣楽会「氣の認識と活用について」  〜     H14/03    報告 岡村 敏明 
参加者6名で「氣楽会」が行われました。その時の古谷師範の話を紹介します。

1.「あなたは誰ですか」の問いに対して,何と答えるか。
 人間の本質は「氣」でできており,「氣」が心と身体に分かれています。自分自身の「氣」を認識することが,あなた自身となります。
 氣を習いたいとか,もっと氣を出せるようにしたい,あるいは氣を強くしたいという人が多いと思いますが,「氣」はもともと自分が持っているものであり,氣を認識してないだけのことです。
 あなたは,あなた自身の「氣」を再認識すればよいのです。再認識の方法は道場で学びましょう。

 ケガや事故が発生するのは,氣の流れに逆らっているためであり,氣を察知することでケガや事故を未然に防止します。また例えば、初対面ですぐに友達になれたり、それっきりになるということも,自分の本質である“氣”が、お互い交流をして、氣が合うか合わないかを感じ取っているからなのです。氣合いとは,人と交流することであり,おのれ自身の氣が乱れると病気になり,氣が無くなると死がやってきます。
 人の氣には,精氣,神氣,魄氣,魂氣,意氣等などがありますが,現在自分の氣の状態は、どれかを考えて行動するとよいと思います。

※「人の氣に五氣あり」について 
 これは、高田明和著「“氣と運”の活用術」に、
 道教の『五氣の法』(精気=腎臓の氣、神氣=心臓の氣、魄氣=肺臓の氣、魂氣=肝臓の氣、意氣=脾臓の氣)があり、ここから無駄に氣を漏らさないようにすることが肝要である」(五氣漏の法)とあります。
 
 詳細は同著を読んで頂くとして、この五氣のバランスがよければ、運も健康も良好。何処かが強すぎたり弱ったりすると、たちまち上手くいかなくなる。これを鋭敏に感触として把握し一日を過ごすことも“氣の活用”として大切であると思います。 

2.合氣道と氣
 合氣道場においては,基本の技を重点に教えていますが,基本を稽古することにより,自分自身の氣との結びつきや、自分としての技が出来るようになります。
 基本的なことから逸脱してはいけないが,技の型を習ったら,その後は各自それぞれの道があり,自分の花を咲かせていきたいものです。合氣道は,まさに「自分探しの武道」といえます。
 初心者に技を教えることは最も難しい反面,指導者として最も勉強になるとともに,氣が出せるようにもなります。また,技の流れがわからないと受身も十分に出来ませんし,受身をすればするほど,技は伸びるものです。
 合氣道には試合がありません。試合があると頑張らないといけないという意識(頭で考える)が働くとともに,負けまいとして抵抗力が生じます。このような意識や力が働くと,あたかも手の感覚に、棒とヒモとの違いが生じ,技はうまくかからないし,氣も十分に出せません。

3.仕事と氣
 ビジネスセミナーの例えによく引用される、二人の学生が松下電器に入社試験を受けに来た時,松下幸之助氏は,運が強い方の人を採用したという話。
 運が強いという人は,運を呼び込み,運んでくる力をもっています。このことは,運の強い人とつきあえば運を貰うことができる,ということになります。
 仕事や商売での成功のカギは,
  迷うことや自信のないことを、そのままやっているようなことはないか(反省)。
  心の中ですでに成功していることを思い浮べているか(イメージできているか)。
  出来ると確信を持ち信じているか(信念)。また楽しんでしているか(全ての面で)。
 にあるということです。
 万一,失敗した時に,もうダメだと思うのか,あるいは悪いものが出尽くした、これからは良くなると思うか否かの違いです。
 また,うまくいっている時には,自分の運気を使い切ってしまったと、氣を引締めることが肝要です。
 自分の氣がウロウロしてプラス面に出ていない状態では,物事はうまくいきません。
 氣を読みながら仕事や商売を行ない,明るく前向きに,プラス発想で生きていくことが大切です。