N P O 便 り
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 * * 第 13号 * *

★☆第五回演武大会並びに安野師範特別講習会☆★

平成20(2008)年 11月発行
第五回演武大会並びに安野師範特別講習会を終えて
                         NPO法人 ひろしま合氣道普及協会 理事長 古谷 貞雄
 この度初めての試みとして、当協会の母体である合氣道廣心会ビバ本部道場開設十周年記念を兼ね、第五回演武大会と安野正敏師範特別講習会を同時に開催した。
 演武大会については、演武スケジュールの構築、プログラム進行の編成や演武者の演武内容など、役員の皆さんは毎週寄り集まっての検討会議が、行われておりました。
 一方、それに基づく会員諸氏の約一カ月間の稽古など、事前の苦労があったことでしょう。各自各様に技を編集し練りに練り上げる人もいれば、その日その場でいつも違った技を編成する人もいるなど、道場は熱気に包まれていました。
 中でもこどもクラスは、広島市大の4回生2名と主将が担当し、全員が揃うのは演武会当日という中で、礼の訓練・立ち方座り方・技の配分など苦労していました。しかしこども達の能力は素晴らしいですね。
本番では思った以上の演武をし、指導者たちも安堵していました。
 さらには、初めての試みとして“笙”の奉納演奏と“杖”の演武のコラボレーションを行いました。幽玄の“笙”の響きと、力強い“杖”の動きは、まさに「静中動あり、動中静あり」の感を受けました。
 反面反省点もいくつかあり、次回の糧にしたいと思います。
 
 3時間ほどの間をおいての安野師範特別講習会は、もう常連となって頂いています津山、島根、鳥取、愛媛に加えて、遠く埼玉、東京からも参加され、武道場四面を使用するという大規模な講習会となりました。本当に嬉しくかつ有難いことと感謝しています。
 その分170畳の畳運びや受付の業務など当日のスタッフの苦労が大変だったと思います。改めて、他道場の皆さん、スタッフの皆さん、広島市立大学合氣道部部員の皆さんに、心よりお礼申し上げます。
安野師範を招請しての講習会は、今回3回目ということもあり、顔なじみの方々との再会を喜び、和気藹々とした中にも緊張感ある稽古でした。
 今回のテーマは『中心線(軸)をしっかりと、肚に収めて、肚から出す』でした。
短剣、木刀、杖を使い分けながらの説明は分かり易く、「稽古では手を持たせてするが、実際には手を持たれた時は、斬られた後だ」は、新鮮な指導法と感じました。
 
 今後の稽古指針としては、『足は軽快に、軸を確立し、肚に収めて、肚から出す』をさらに練り上げていきたいと思います。ありがとうございました。
 加えて、初日の稽古後の懇談会、二日目の昼食会は、夫々50数名の参加で時を忘れて盛り上がりました。各幹事さんは大変だったと思います。厚くお礼申し上げます。


第五回演武大会 節目の大会盛大に!
                                   第五回演武会実行委員長 安 光 幸 男
  今回の大会は、古谷師範がビバ道場を立ち上げ10年、NPO法人ひろしま合氣道普及協会を設立して6年目となり、あらゆる意味で節目の大会でした。他団体の参加者も含め過去最高の83名にのぼり、会員の皆さんは勿論、賛助していただきました各団体とも、各々1年間の稽古の成果を遺憾なく発揮して頂けたものと思います。又、日頃接する事のない各団体の演武を今後の稽古に活かしていただければ、主催者としては望外のことです。
 最後に会場設営・演武進行に伴う各役割分担に協力して頂きました皆さんに感謝いたします。

第五回演武大会について
                                  合氣道廣心会 ビバ本部道場 武 由美子
 第五回演武大会、無事終了しました。参加された会員のみなさんは、次の課題を見つけられたり、思い出をつくられたことと思います。
 私は、演武と笙の演奏の場をいただきました。演奏では、尾方さんの杖演武をつけていただくという企画です。 企画をいただいたものの合わせると、どんな風になるのだろうとイメージがつかめず不安になります。 が、道場に通い始めた頃、先生と有段者の方の動きを見せてもらった時、「合気道は音のない音楽だ!」と思ったことがあります。だからきっと、うまく合うはずと自分を納得させました。
 本番では、尾方さんの杖を見ながら笙を吹いていると、太い強い音になっています。普段出している音質と違っているではありませんか。自分でも「アレー?」という感じです。
 尾方さんの力強い演武に影響を受けて普段では出せない音を、引っぱり出してもらえたようです。相手の力を使って技をかける。まさに合気です。私の演奏にも応用できました。
 演奏に重心をかけたせいで、演武では抜け殻状態になってしまいました。これは反省です。

演武会を終えて   
                                  合氣道廣心会 ビバ本部道場 橋 美帆
 今回の演武会では,自由演武をはじめ子どもクラスの指導・アナウンスという仕事もさせていただき,非常に充実したものになりました。大学での演武会とはまた違う雰囲気で,たくさんの方の演武を見ることができ心躍る気持ちでした。
 運営の裏側に微力ながら携わらせていただき,色々な人の力が合わさって大きな会が成り立っているということを改めて感じました。

 今回,「元気よく,平常心で」が自分の中の演武目標でした。
「元気よく」は達成できたと思いますが,平常心を保つ事は難しいものだなぁと感じました。
上級者の方の演武はすごく余裕があるなと感じました。
 また,子どもクラスの子ども達も、普段とは違う大きな舞台で緊張していましたが,一所懸命それぞれが持っている力を出せていたと思います。
 自分たちの演武が終わった時の顔がどの子もキラキラしていたのがすごく印象的でした。
 演武に向けて彼らを指導するにあたり感じたことは,子どもは大人が思っているよりはるかに微妙な変化に敏感だということです。こちらが少しでも「あれっ?どうだったかな…?」という表情を出そうものなら,気持ちが一気に他へ飛んでいってしまいます。逆に興味関心のある事には、ぱっと集中します。こちらが自信を持って示さないと何も伝わらないのだと感じました。

 大人に流れている時間と子どもに流れている時間は全く違っていて,大人の感覚でああしなさい,こうしなさいと言う事は全く意味のないことなのだと痛感しました。
 今回の演武会を通して「教える事は教わる事」の意味を子どもから学ぶ事ができました。

演武大会を終えて
                                  合氣道廣心会 ビバ本部道場 金子 啓太
はじめに、演武大会に出させていただく機会を与えていただいた古谷師範をはじめ、ビバ道場の方々に深く感謝申し上げます。
子供クラスの演武に関わらせていただいたので、そこで感じたことを述べてみたいと思います。

 演武会というものは誰しも少なからず緊張するものだと思います。
 子供たちも本番が近くなり、自分たちの出番が気になりだしたのか、そわそわしていました。
 普段は元気に稽古に励む子供たちですが、やはり大勢の前ですからいつもより動きがぎこちなかったりするのかもしれないと思いながら、迎えた本番。
 いざ始まってみると、「あっ、いつもどうり。」と、声が出そうになるほど、いつもどうりでした。
 普段から、姿勢のきちっとしている子もいつもどうり。
 しっかり前の人を見て真剣にやっている子もいつもどうり。
 そして、みんなで元気いっぱいに明るく稽古に励む姿もいつもどうりでした。
 いつも以上のことをやっている子供はいませんでしたし。
 同時にいつもとかけ離れて違う動きをしている子供もいませんでした。

 普段は自分の稽古だけでしたから、人が普段と演武でどのくらい違いがあるかというのはあまり意識して見ることができませんでした。
 ですから、この目でいつもどうりであることが確認できたこの経験はとても貴重なものだと思います。
 どうせいつも以上の動きができないなら緊張して、動きがかたくなってしまうのはもったいないと感じました。これからの演武では、もう少しリラックスしていつもどうりの動きをしたいと思います。

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安野師範講習会に参加して
                                             福山合気会 松島 賢治
 今回、休みが取れて泊りがけで講習会に参加することが出来ました。
 普段なかなか稽古にも出られず体力も年相応に低下していく一方ですが、無理せず怪我せず、を心がけて2日間の講習を終えました。
 講習会は、いつもとは違う人と稽古できる数少ない機会なので、なるべくたくさんの人に相手してもらう様に心がけています。
 体格も体力も人それぞれのうえに考え方も違うので同じ技でもその人なりの反応があり新鮮な発見というのはおおげさですが、その度ごとのおもしろさがあり、今回も楽しく稽古できました。
 安野師範の技の冴えは講習会の度に眼をみはります。まじかにこのような合気にふれる事ができるのは幸せな事だと思います。
また、なんとかして、次回も参加したいとおもいます。

安野師範講習会を受けて   
                                  合氣道廣心会 ビバ本部道場 橋 美帆
 今回、初めて安野師範の講習会に参加させていただきました。
 「中心軸」「腹におさめて腹から動く」「杖は腕の延長」といったことを何度も言われていて,
 表現は違うけれど古谷師範がいつも言われていることだなぁと再確認しました。

 講習会の時に少し安野先生に投げていただきました。
言葉で表すのは難しいけれど,「おぉっ?!」という感じでした。(感覚は覚えているのですが…)
 特に心に残っている言葉は『色んな人の技にふれ,力にふれ,心にふれ,自身の感性を磨く事が合氣道で最も大切』、『不器用でいい』の二つです。
 前者の感性の話は古谷師範からもよく言われるけれど,自分にとって難しい課題です。
 後者については,自分が器用な方ではないので「がんばろう!」という気持ちになりました。
 安野師範の言葉から合氣道は全てにつながっているんだなぁと改めて思い,講習会で学んだことを活かしてこれからも稽古に励みたいと思います。

安野師範の講習会を終えて 
                                  広島市立大学合氣道部主将 岡本 浩二
 「力んでいるのは、流れにブレーキをかけているということ」というのが、今回の講習会で一番印象に残った言葉でした。私にとってはただ「力を抜け!」と言われただけでは、なぜ力を抜く必要があるのか今ひとつわかりませんでしたが、ブレーキがかかるという表現は頭にスッと入ってきて、力の抜ける感じを少しですがイメージできるようになったと思います。
 また、腹に意識をもっていくだけでも、技は違ってくるということを実感できた講習会になりました。いろんな方と組んで技をするときに、やはり意識を持っていききれてないときの方が、技のかかりが悪かったように思います。以上のことが特に印象に残ったことですが、やはりたくさんの方とのふれあいがあったことが、とても良い刺激になりました。
 また、初めて安野師範特別講習会を受けて、これからの稽古に対する気持ちが少し変わりました。
 今回、学んだことを日々の稽古に生かし、これからも精進していきたいと思います。

安野師範の講習会を終えて
                                  広島市立大学合氣道部3回生 小森 弘貴
 自分は安野師範の講習会に一日目だけですが、参加させて頂きました。
 広島以外にも東京、埼玉、京都、神戸、島根、愛媛の合氣道団体が参加されており、さまざまな方々と共に稽古を行なうことで、とてもよい経験になりました。
 その講習会で安野師範は、「中心をしっかりすること」と仰られました。自分は猫背になりやすく、自分が演武をしている映像を見ても丸まっており、「中心」がしっかり出来ていません。
 「杖で相手の腹をつく動作」も安野師範は簡単にやっておられましたが、自分では上手く出来ず、稽古で組ませて頂いた相手の方に聞いて回りました。その時に、「体が前に突っ込み気味」「腰が高い」「狙う場所が違う」など、さまざまな意見を頂くことができました。
 稽古が終了したときには、足がきつかったです。自分がいかに「下半身を使っていないか」「状態が高いか」を実感し、それを踏まえ「中心をしっかりすること」の大切さを実感させて頂きました。
 貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

安野師範講習会を終えて
                                 広島市立大学合氣道部2回生 大倉 優也
 安野師範の講習会は初めて参加させて頂きました。
 今までの練習とは違う雰囲気で、少しとまどいましたが、とても有意義な時間でした。
 印象に残っていることは、まず、本当に遠い方面の方々が来ていらしたことで、外国の方まで来られていたので本当に驚きました。
 そして、その外国の方が黒帯で、しっかりとした受け身をとっているのを見て、本当に外国でも知られているのだなぁと感動しました。
 講習会に集まった人数にも驚かされました。あれだけの人数がいて、方向もバラバラに投げているのにぶつからないというのは、合氣道を知らない人からみたら不思議だろうなぁと思いながら、周りに注意しながらやっていたので、あまり数をこなせなかっただろうと思います。
 そして一番驚かされたことは、安野師範の若々しい姿でした。
 顔や体つきだけでなく、声や動きにも若さが溢れるといった感じで、しかも考えも固定された考えというよりは、一本の大きな筋があって、そこからブレることなく、改良を加えられるものだと感じました。年をとると、考えを押しつけるようになると思っていたので、考え方は合氣道らしい柔軟な考えを持ち続けておられるのだろうと思いました。
 今回の講習会はとても有意義で、面白く、興味のあるもので、参加して本当によかったと思います。

安野師範講習会に参加して
                                 広島市立大学合氣道部2回生 椛島 和宏
 11月の1日と2日の二日間にかけて、本部からお越しいただいた安野師範の講習会。
 一時間半という少ない時間でしたが、その分、技の一つ一つについて要点をまとめられていて、また「技を選ぶのではなく、臨機応変に技を出す」など実践的な内容もあり、他県他道場の見知らぬ方々との合同講習会は短い時間であっても、普段以上のとても濃密な稽古ができました。
 講習会の中で安野師範がおっしゃられた内容には、古谷師範や尾方監督が普段アドバイスしてくださる内容とも同じで、他道場の有段者の方も頷いて聞いていました。その中でも安野師範がおっしゃっていた「丹田に集める」や「力を抜く」こと、「腕を伸ばす」ことや「力のズレで技を変えればいい」ということを、二日間常におっしゃられていました。
 言われてすぐにできるということではありませんが、しかし他道場の方々と練習をしていると手加減なく丁寧に教えていただけて、何とか要点を知ることができたので、今回の講習会で得られるものが確かにありました。
 去年は合氣道を始めたばかりで、言われたことの半分も理解できていませんでしたが、クラブの皆と共に一年間、古谷師範と尾方監督に指南を受け、未熟ながらもようやくこの講習会の価値を理解できるにいたったと思います。そして来年の講習会に向け、今回の講習会で習ったことが少しでも身につくよう、クラブの皆と共に互いに教えあって技に磨きをかけたいと思います。

安野師範特別講習会の感想
                                広島市立大学合氣道部2回生 木村 美郁
 安野師範の特別講習会では、たくさんのことを学ぶことができました。
 講習会は老若男女問わず、本当にたくさんの様々な人がいて、やっぱり合氣道には性別も年齢も体格も関係ないんだな、と感心していたのですが、それだけではなく、外国の人もいて、しかも安野師範にバンバン投げられていたのにはとても驚きました。
 この光景を見て、あらためて合氣道は本当にどんな人でも鍛錬することでできるようになる、ということが分かりました。そして、技にはいると自分の未熟さをひしひしと感じました。
 まず、技自体が、普段自分たちがやっているものよりもパワフルで、圧倒されてしまいました。そして、まったくやり方の分からないまま、必死で袴の人に組ませてもらって、教えてもらいながらやっていたのですが、私は理解力がなく、とても迷惑をかけてしまいました。
 しかも、まわりは有段者ばかりで、技をかける方も受ける方もとてもきれいで、なんだか自分が場違いのような気さえしていました。
 それでも、やはり上手な人で、しかも色々な地域から来た人達に教えてもらえることで、新しい発見もあったりと、下手なりにたくさんのことを学べたと思います。
 この経験を生かして、これからも稽古をがんばって、次また、このような機会があった時、もうちょっと今回よりは人に迷惑をかけないようにしたいです。

安野師範特別講習会の感想
                                 広島市立大学合氣道部1回生 中居 翔平
 今回初めて安野師範の特別講習会に参加して、まず驚いたのが、広島県内はもちろん、比較的近い場所では島根県から、遠くは埼玉県からも今回の講習会に参加しに来た方がいたことです。
 また、参加していたほとんどの方が有段者であったのに対して、まだ私はついこの間、合氣道を始めたばかりだったためとても緊張しました。
 稽古の中で安野師範は「腹に意識を集中して、腹で相手の腹を攻める。」「体に力を入れてブレーキをかけないように。」といったことを言われましたが、私には少し難しくてなかなかうまくできませんでした。
 一緒に組んだ方の中に短い時間の中で私にいろいろとアドバイスをしてくれた方もいて、そのおかげで、なんとなくではありますが、師範が仰たことの意味がわかった気がして「合氣道ってすごい。」と改めて実感することができました。
 ちなみにその方とは二日目にも組むことができ、またそのときも一日目と同様に貴重なアドバイスをいただけて本当に感謝しております。
 まだまだ未熟だったため師範のお話は難しく、なんだかよくわからないことがたくさんあり、よくわからないまま投げられていたこともありましたが、とりあえず投げられることで学べることもあると思います。
 しかし、今回の講習会わからないことだらけでしたが、何かが身についたと信じてこれからの稽古の励みにしていきたいと思います。

〜 二日間を振り返って 〜
                             NPO法人ひろしま合氣道普及協会理事 山岡 優子
 11月1日(土)前半は演武大会、後半安野師範特別講習会、又翌朝2日は特別講習会パートU、との超ハードスケジュールを、全員筋肉痛に苦しみながらも(?)精力的にこなし、無事終了することができました。設営運営などご協力頂いた皆様、又遠路はるばるお越しいただいた参加者の皆様に厚く御礼申し上げます。演武大会では普段あまり接する機会のない他道場の皆様の演武を拝見でき、大変勉強になり良い刺激を頂きました。
 安野師範講習会では、「中心を確立し肚に収め肚から出す」、という身体操法の原点を徹底的に稽古させていただきました。まさに「行うは難し」で、いつもとは違う顔ぶれの相手に四苦八苦しながらも、とても楽しく気持ちのいい汗をかかせていただきました。
 今回とても印象に残ったことが一つあります。
 2日の特別講習会終了後、東京からの参加者の皆さんが、名残を惜しむかのように会場の片隅で喜々として稽古に興じておられたことです。
 講習会の時の真剣な表情とは打って変わって、本当にリラックスし、もう楽しくてたまらない!!という感じで。体に合気道が染みついていらっしゃるのですね。それを見ていた私も自然に笑みがこぼれ、とても嬉しい気持ちになりました。
 又、そのお弟子さん達の様子を安野師範が、観客席の上段からじっと温かい眼差しでご覧になっていたお姿も大変印象的でした。そしてしみじみ思ったのです。
 “いや〜、合気道ってほんっとにいいですね!”(ちょっと古いですが。)

(財)合氣会本部 安野師範講習会について

                                      安野師範講習会事務局 岡村 敏明
 11月1日〜2日にかけて、(財)合氣会本部から安野正敏師範をお迎えしてのNPO法人ひろしま合氣道普及協会主催による講習会を開催し、盛会のうちに無事に終わることができました。参加者の皆さまのご協力・ご参加には紙面をお借りしてお礼申し上げます。
 2日間の参加者は160名。東京、埼玉、京都、神戸、岡山、愛媛、島根、鳥取などの県外からの参加者をはじめ、県内道場から高校生、広島市立大学生や中高年者まで多くの参加者がありました。

 特に印象に残ったことは、「中心軸をしっかりと確立し、臍下丹田に収め臍下丹田から出す」という体捌きでした。相手の動きに応じて、さまざまな技への展開を自然に行なうことを強調されましたし、足は軽快で腹はしっかり、上半身は柔軟な体捌きを再確認しました。
 必要に応じて剣や杖を使用され、技を分かりやすく解説されながらエネルギッシュで熱意にあふれた稽古・指導をして頂きました。
 また、他道場の方々と稽古することで大いに得ることもありましたし、講習会後の懇親会では各道場紹介で大いに盛り上がりました。
 最後になりましたが、スタッフの方を始め関係者の皆さまには心より御礼申し上げます。